Report / Field Note

#0003 資料性博覧会18に行ってきた / オタクよ研究者であれ

資料のはらわた

まんだらけ主催の「大まん祭」、そのなかのプログラムである『資料性博覧会18』に行ってきました。
イベントの存在は知っていながら、なかなかタイミング合わずで念願の初訪問。その名の通り資料・データベース系の同人誌を中心に扱う頒布イベントとなります。ジャンルは玩具やコレクティブル、特撮・アニメ・漫画が中心のようでした。

今回は会場にてゲットした同人誌の数々をご紹介。どれもボリュームがあり、ガッツリ読み込めてない段階での紹介となるのが心苦しいのですが……。
書影をとてつもなく変な環境下で撮影してしまったためにお見苦しい点を先回りでお詫びしておきます。

玩具・コレクティブル系の同人誌

ウルトラ食玩ソフビ超図鑑(木曜グランプリさん)

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めちゃくちゃ見覚えのある表紙

今回イベントに足を運ぶ直接のきっかけになったのは木曜グランプリさんのこちらの本。「プレイヒーロー」に代表される、食玩でリリースされたウルトラソフビを網羅した図鑑です。

同サークルの『HGウルトラマン大全集』を以前にゲットしておりまして、そのボリュームや装丁・版組、アーカイブ性の高さにたいへん感銘を受けたのでした。同じ系譜上にある本書も予告時点から楽しみにしてましたが、これまた特大ボリューム!世代的にプレイヒーローや対決セットは「あの怪獣がラインナップ!」と驚嘆しつつもコレクションしてはいなかったため、こうして改めて総覧できるのが楽しいです。

HG(ガシャポンの方です)は刊行と時を同じくして本格的にシリーズ再始動しましたが、食玩ソフビに関してはリリースが止まっている現状なので、そうした点でも決定版の一冊といえるでしょう。

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特典冊子の『ウルトラマン対決セットシリーズ マニアックデータ百科』もいただきました。ラインナップの紹介は本誌にも収録されているため、こちらのメインは”分析”。シリーズのラインナップ傾向やマイナーチェンジのバリエーションなどデータがまとめられ、俯瞰して見る楽しみがありますね。

ビックリシール3大百科(ケチャップアーツさん)

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ビックリマンブームに乗じながら、独自のシリーズ展開をしていた「ビックリシール」をフィーチャーした一冊。”3″とナンバリングがありますが、既刊の情報がアップデートされたバージョンの模様で、これ一冊にシリーズ全体の情報が収録されています。ケイブンシャオマージュの装丁に偽りなしの充実度合い。

門外漢なもので、実際のところどれほどの規模感で認知・取引されているシリーズなのかは知らないのですが、唐突に未発見のアイテムが手に入り情報がアップデートされていくあたりには考古学に似たバイブスを感じました。ラインナップの網羅具合にも増して、この探究心に驚嘆(ビックリ)です。

自分も日々収集行為にいそしむオタクの端くれであるわけですが、こうして収集物を星座のごとく点と点で結びつけ、仮説を立てて掘り下げていく姿勢には感服するばかり。そうした意味でも必携の書ではないでしょうか。まさしく表題のとおり「オタクよ研究者であれ」ですよ。

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さらに、既刊の『ドッキリマン大百科』『おどろきマン大百科』もゲット。あと『ショックマン大百科』があったはずなんだけど、なぜかスルーしてしまった。次の機会には……!

いずれもビックリマン便乗シリーズながら、意外に設定が作り込まれていたりと読み解き甲斐があり、ラインナップも目に楽しい。時代なのか、どのシリーズでもデーモン(小暮)閣下のパロディキャラがいて笑いました。

トレンドマスターを集めた本/極める本(モゲラの幼虫さん)

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ニドキングの幻影が見える

かつてアメリカの玩具メーカー・トレンドマスター社から発売されていたゴジラアイテムを中心に紹介した2冊。掲載アイテムがそもそもレアモノ多く、それを拝めるだけでも嬉しいのですが、おなじみの東宝怪獣たちがアメトイナイズされるとこうなるのか〜という驚きと楽しさも。

必見は「ずいぶん……鍛え直したな…………」と思わずにはいられないバラゴン。併載されているアメコミ調のカード絵も相まって、なんというかだいぶパンプアップした様相。たまんないですね。やっぱり人間食ってるようなのは最高だな。その他アメリカのすっぱいお菓子みたいな色をしたメガロやサイボーグ兵器と化したクモンガなど。うーん、現物が欲しくなってしまう。

同社から発売されたガメラのシリーズや、さらには海賊版までも紹介されてます。これらをイッキに摂取できるあたりに「資料性」の真髄を感じますね。

裏Kenner 1984-1986(変身戦隊さん)

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アメリカの玩具メーカー・Kenner社のカタログを紹介する一冊。今回は1984年〜86年を特集し、当時のカタログからピックしたページに解説とコラムが加えられています。

現代にも続くシリーズ・フランチャイズの、発売当時の空気感が窺い知れるだけでなく(後発世代的には、どうしても時系列の感覚が希薄になってしまいますし…)、わりかしその後に続かなかった「その他」のおもちゃたちの項が興味深かったです。アイテムの裏話・噂話的補足もあり、楽しいだけでなくお勉強にもなりました。

今後も続刊予定とのことでめちゃくちゃ楽しみ…!

その他ジャンルの同人誌

刑事映画クロニクル ①隆興篇 1948-1971(マクラウドさん)

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マクラウドさんはマッドマックスの本などで存じ上げていたのですが、今回は既刊をお手頃価格で…ということでしたのでコチラを。エンタメにおける「ヒーロー」が刑事だった時代を、各タイトルと共に紐解く1冊です。

200ページ長のムックで、すみません現時点ではまだ拝読できていないのですが、紹介されている作品たちと共に楽しみたいと思います。

特撮恐竜映画110年史(空想特撮愛好会さん)

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こちらコミケでも頒布されているという情報だけは察知しており、手に取りたかった一冊。恐竜が登場する映画をその大小にかかわらず200ページ超で紹介されています。各作品の基本情報のほか、登場する恐竜の種類についてもまとめられているため「今日はプロトケラトプスの気分だな」みたいなときにも便利。

『恐竜100万年』のような大定番から、高校生がティラノサウルス型のロボットに脳を移植されてしまう『Tammy and the T-Rex』ような作品まで、とにかく「恐竜が出てくる」ということを軸にまとめあげられており、これはもう手元に常に置いてパラパラ読み続けちゃいますね。さらに巻末には恐竜が登場するテレビ番組(番組の1エピソードに登場…といったところにも言及しているから恐ろしい)紹介もあって至れり尽くせりです。

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同サークルでは『モンスターTVムービーENCYCLOPEDIA』『スーパーマシンTVムービーENCYCLOPEDIA』もゲットしました。いずれも30ページほどの同人誌で、恐竜の物量にはさすがにかないませんが、中身の充実度は同様ですので、同じく永遠に読み続けちゃう枠

ウルトラファイト総合研究報告(パンケーキ神殿さん)

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ご紹介大トリにはこちら、特撮番組『ウルトラファイト』を大研究したこちらの一冊。既刊ではあったのですが、手に取りパラっとめくってお持ち帰りを即決。ヤバいです。

登場する怪獣スーツのバリエーション紹介なんかは序の口で、さまざまなデータからロケ地の特定や撮影日程や編成意図の考察まで。もう感動モノです。これくらい好きなものと向き合わなければ、オタクとは日々是研究、仮説と検証の反復横跳びなのだな、と無い襟を正しまくるばかり。ウルトラが好きだからとか、そういうの抜きにして全オタクが手に取ったほうがいい。

さらには各地域のTVラテ欄と共に、地域ごとのマイナーチェンジやバリエーションまでもが解説されており、タイトルには一分の偽りもありませんでした。いやー、すげえ。それで、ある日突然通説を覆すような証言が出てきて、そして研究の末に本書の新版が出たりするのかなぁ、などと思いを馳せるのでした。

現代人はググれば出てくるWikiとか、あるいはAIに聞けばポンと情報が出てくるのに慣れすぎてますね(老害)。こうした血の通った研究があるからこそ、後世に残る情報があるのだと今一度アタマに刻み込まねば。自戒も込めて、オタクよ研究者であれ。

入場についての覚え書き

ここからは今回の入場に関して、主に自分のために書き残しておきます。次回以降も同様の手順となるかは保証しかねますが、よければ参考までに……。

資料性博覧会への入場までの道のりは次の4ステップです。

  1. 入場券代わりのカタログを購入
  2. 整理券を取得
  3. 入場列の形成
  4. 会場へ入場

……と書くとシンプルなのですが、現地へ足を運ぶと意外に「事前に予想してたのとちょっと違う」みたいなことがあったので書き置いておきます。

カタログを購入

入場にはチケット代わりのカタログ購入(500円)が必須。事前にまんだらけ店舗が通販にて購入可能なんですが、当日会場でも特に混乱なく買えちゃいます。カタログなので事前に目を通しておけるほうが圧倒的にいいのですが、実際の刊行物までは掲載されてないですし、その辺りはSNSで情報収集したほうが充実してますね。

整理券を取得

当日朝から整理券を配布。今回は連番での配布だったようです。配布開始時刻から10分と経たないタイミングで向かったところ、待機列は特になし。番号は30番台でした。

会場付近(UDXのデッキあたり)に待機してもお咎めなしの模様でしたが、自分はマックで時間を潰したあと、10時スタートの大まん祭物販に並びました。物販で買い物しても入場列形成には全然間に合う感じ。

入場列の形成

事前アナウンスにて、入場は整理番号どおりではなく抽選で決定することは把握していました。実際には番号を40ずつ区切ったブロック単位での抽選となります。40人と運命共同体です。抽選結果はその場で紙に書いて貼り出されますのでさながら受験生の気分。

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合格発表

今回は329番までの整理券が配布された模様。40番区切りのブロック単位で順番が決まり、その中でさらに番号順。なので自分の場合は大体110人目(台)での入場となるわけです。こればかりは運。

そして入場へ…

会場30分前に抽選順が発表され、そこからはすぐに列形成。会場時間までに揃えば問題ないっぽいですが、基本は30分並んで待つ感じです。そして入場なんですが、(後方の状況は正確に把握はしてませんが)特に区切らずいっきに入場という形でした。ですので、早く入場できてもアドバンテージがあるのは初めに回るせいぜい数ブースといったところじゃないでしょうか。

今回マークしていた各サークルの混雑状況は正直読めなかったので、自分の場合はおそらく一番に人気が集中するであろう呪みちる先生のブースへと。なかなかの並び列だったので、時間のロスになっているのではとヤキモキしていたのですが、結果的には上でご紹介した通り所持金を使い果たすまでサークル巡りを楽しんだのでした。

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別日ですが、しれっとこちらにも

そんなわけで大まん足のイベントでございました。レトロ漫画系やコンテンツに依らない資料本も気になるところだったのですが、そこまで手を出したら無節操すぎて本当に終わるのでだいぶセーブしました今回。次も必ず行こう。